MS-07B3 GOUF CUSTOM
震える山〜The Trembling Mountain


ベースの製作

今回初挑戦であり、どうしても避けて通れない一番大事な工程でした。製作開始時に書いたとおり、物語を何度か繰り返し
観て、今現在の自分のレベルで製作出来そうなシーンを選びました。それがグフカス登場のシーンでした。

今まで行った事の無い工程ですので、色々なサイトや雑誌の作例等を参考にベースを製作していきます。この工程で
参考にさせて頂いたサイトは、

RUNさんの「MODEL RUNNER」とarmen4568520さんの「DIORAMA!ギャラリー」です。

ディオラマを製作するモデラーが少ない中で、お二人の製作された作品は完成度も高く、非常に参考になりました。製作工程
や、使用された道具等も詳しく記され、製作終了までほぼ毎日拝見させていただきました(笑)。ありがとうございました♪ 

それでは製作を開始しましょう。

1stステージ

 

いきなりこんな画像ですみません(汗)
灰皿の上にとりあえず仮組みしたキットを配置してみます。実際に自分でイメージしていた物とは少し違いますが、
ビルの大きさを考えるには十分です。ここで一番考えた事はビルの向きと、ビルの下のベースのベース(?)をどうするか?
当初ベースのベースはデコパージュを考えていました。ビルの向きは角が正面にくるのではなく、少し斜めを向けるという
方向性で製作を進めました。デコパの向きも角を正面にするか、辺を正面にするかで悩みましたが、この時点ではタイトル
プレートが正面に付く予定でしたので、辺を正面に向ける方向で進めています。

そして次にビルを何で作るか?どちらのサイトでも多く使用されていたのは「スチレンボード」なる物でした。存在自体は
知っていましたが、実際に使った事も無く、とりあえず3mmのスチレンボードを購入してみました。切った貼ったを繰り返し、
とりあえず建物っぽく作ってみます。

建物は3パーツから構成しました。床、側面、屋根とこの時点では分割出来ます。
全てとりあえずスチレンボードで作ってます。んが、ここで問題発生。
側面にしても屋根にしても、厚さが足りません。全ての厚さが同じだと本当おもちゃです。少しでも本物っぽく見せる為には
厚さを変えないとダメだとこの時初めて気付き、更に5mmのスチレンボードを購入。しかし、5mmも3mmもたいして
変わりなし。結局貼り合わせて使うことにしました。木工用ボンドで貼り合わせたのですが、百均の木工用ボンドはあまり
使えません・・。

試行錯誤しながら、とりあえず形が出来てきました。
それがこちら↓



YES!私がやりたかったポーズはこれなんです!
せっかく可動を増やしたのですから、元のキットでは出来なかったポーズをとらせたかったんです。「こんなポーズたいした事
ないじゃん。」と思われがちですが、作ってみて下さい。このキットほんと立ってるだけですから・・。
なんとなく思い描いている物に近づいてはきたのですが・・これペンションみたいじゃないですか?どうにもビルに見えない(汗)

行った作業は、
・側面の外壁にはエバーグリーンのプラバンを貼る。
・後にガラスをはめ込む部分は予め開口しておく。
・床部分はスチレンボードに0.5mmのプラバンを貼る。

と、こんな感じ。サイズを測ったりするのが面倒臭いですが、作業は結構楽しかったです。

2ndステージ

ここからせっかく作ったペンション(?)を壊していきます。もちろん同じ物は2個ありませんので、失敗は出来ません。
まず初めに・・
「何で壊せばいいんだ?」と、疑問をいだきます。結果、切る、彫る、削る時はプラモデルは
デザインナイフに限るという結論が出ました。少しづつ、カリカリと削っていきます。もちろんそれらしくなるように・・

 

 

 

ちょっと自分で上手く出来たと勘違いしたので、画像が多いです。

ここでの作業は、
・屋根は、屋上らしく溝を掘ってみる。そのままではインパクトに欠けるので、片側だけ割ってみる。
割った部品を更に3パーツに分け、真鍮線で接続。
・プロペラントタンクを逆さまにして、屋上でよく見る貯水タンクに見立てる。土台はエバーグリーン。
・ガラスを透明プラバンで作る。スチレンボードに切り込みを入れて、差し込んであります。
・デコパの縁はマスキング後、木工用のスプレーニスで塗装。

スチレンボードを削っていくと、かなりそれらしくなってきます。とても傷を着けやすい素材でした。それとは逆に
プラバンを使った部分や、タンクの部分などはデザインナイフではわざとらしい表現になってしまいました。
そこでこの部分には弾痕を表現する事にしました。ピンバイスで穴を開け、さらに+の精密ドライバーを熱して
穴を広げます。穴の周りにデザインナイフで傷を着ければこんな具合に・・



3rdステージ

ビルの崩壊も終わり、ここからいよいよ塗装に入ります。キットの塗装はまた後ほど・・
スチレンボードは表面がツルツルしているので、塗装が出来るのか分かりませんでした。とりあえずキットを塗装する時と
同じようにサフを吹いてみる事にしました。キットの場合には1000番のビンサフを使っていますが、崩壊しているビルが
綺麗な壁なわけありませんので、500番のビンサフを使うことにしました。普段使っている0.3mmのブラシではもちろん
吹くことは難しい。以前購入したグンゼのMK−1を使うことにします。



MK−1は0.5mmのシングルアクションのエアブラシです。初めてシングルアクションを使用しましたが、使い辛い・・
これは簡易型のブラシということと、500番のビンサフを使用したということも関係あるかもしれません。何度も噴出し口が
詰まりました(汗)。慣れるまでに時間は掛かりましたが、缶サフの方が苦手なので我慢して全部塗る事にします。

 

 

終わりました。ちなみにこんな風に分割出来ます。スチレンボードの上にもサフは吹くことが出来ました。が、左上の写真を
見て下さい。下部のLの逆をした縁の部分ですが、色が上下違います。この部分はスチレンボードを2枚貼り付けてある部分
なんですが、スチレンボードを切り方によって断面が違いました。その為上部の色が濃い方はサフを何回塗っても吸込んで
しまいました。スチレンボードの断面は180番〜320番くらいの紙やすりで断面を整えた方が良さそうです。あるいは溶きパテを
使って表面を整えるか。今回は崩壊したビルという事で、後者を選択しました。上手くいきました。

 

 

写真を撮り忘れた為、作業が進んでしまっています。すみません・・
工程としてはサフ後に、つや消し黒→グレー→ホワイトという順で塗装していきます。要するにグラデ塗装です。影になる部分に
黒を残していきますが、黒っぽいところは殆どありません。コンクリートですから、真っ黒という事はありませんからね。
側壁のエバーグリーンの部分も細吹きで丁寧にグラデをかけます。MK−1を使ったのはサフだけです。もちろん色の塗装は
0.3mmのダブルアクションに変更して塗りました。タンクはビルとは違った質感にしたかったので、つや消し黒の後にシルバー
を吹いたような気がします(あまり良く覚えてません・・)ちなみにタンクは180番の紙やすりで全体を荒らしてあります。



そしてこちらが今回の秘密兵器「お風呂用ミラー」です。どうしてこれが必要だったのかはまた後ほどお教えしたいと思います。
ベースの作業はここまででひと段落。次はキットの塗装に入ります。

次のページへ